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奥琵琶湖レイクシア周辺情報

【滋賀・石山寺】梅まつり&梅グルメを満喫!初春を彩る梅見旅

天平19年開基、平安時代より紫式部をはじめ、数多くの文学者に参詣されてきた滋賀県・石山寺

このお寺は滋賀県でも有数の花の名所としても有名で、春先は梅の花が見頃を迎えます。

今回は4月7日(日)まで開催されているイベント『梅つくし桜まいり』を訪問。花も団子も愉しむ梅三昧の旅行プランを、取材を交えながらご紹介します。

 

梅園への道中にも、おすすめ梅スポットがいっぱい

仏師運慶・湛慶の作とされる勇壮な仁王像に見守られながら、東大門をくぐり、本堂へ。手水舎で身を清め、石段を上がった先には…

さっそくありました、盆梅です!

幹が太く立派に育てられたものから、これからの成長が愉しみになる小柄なものまで、大小さまざまな盆梅がずらり。花はまだ一分咲き程度でしたが、辺りにはほんのり、梅の香りが漂います。

奥には天然記念物に認定された硅灰石の崖がそびえ立ち、梅の木々と相まって、その光景はまるで桃源郷のよう…。

さらに、本堂横の廊下にも、たくさんの盆梅を発見!

石山寺は『源氏物語』起筆の地という事もあり、それぞれの盆梅には“光源氏”、“胡蝶”、“澪標”といった、『源氏物語』にちなんだ名前が付けられていました。

キャラクターやエピソードを思い浮かべながら鑑賞すると、梅への愛着がより一層深まりますね。皆様もご参拝の際には、注目してみてくださいね。

 

3つの梅園で、雅な梅見めぐり

参拝を終え、いよいよ待ちに待った梅園へ。

石山寺には第一梅園「薫の苑(においのその)」、第二梅園「東風の苑(こちのその)」、第三梅園「水仙の苑(すいせんのその)」という3つの梅園があり、ハイシーズンには約40種・400本もの梅が愉しめます。また、3月下旬~4月上旬には、約600本もの桜の木が満開になるのだとか。

まず初めに向かったのは、第一梅園「薫の苑」

この場所は石山寺第三代座主・淳祐内供(じゅんゆうないく)の住まい“普賢院”の跡地でもあります。

見事な枝ぶりの紅梅・浮牡丹(うきぼたん)をはじめ、色とりどりの梅が見頃を迎えていました。つぼみとのバランスも良く、どこから写真を撮っても絵になります。

傍らには椿も花をつけ、梅との共演に、しばし見とれてしまいました。

続いて、豊浄殿を臨む第二梅園「東風の苑」へ。

こちらはまだまだつぼみが多いものの、可憐な花がちらほら。日当たりが良く日ごとに暖かさが増しているので、これから一斉に花開く予感がします。青空と梅の花とのコントラストが美しく、元気いっぱいに枝を伸ばす姿に、待ちわびた春の訪れを感じました。

「東風の苑」は程よく傾斜があるので、段々になった梅林を一望でき、おすすめのスポットです。

最後に訪れた第三梅園「水仙の苑」は、道が少し入り組んでおり、まるで梅の回廊のよう。

他の梅園に比べ、参拝者と梅の距離が近く、圧巻の景色が広がります。八重寒紅梅や豊後梅、白加賀など、咲いている梅の品種もバリエーション豊か!中には花びらが蝋細工のように透き通る神秘的な“蝋梅”も、まだ残っていました。

3月下旬頃まで見頃が続きそうなので、気になる方はぜひご観覧ください。

 

今だけの梅グルメ&琵琶湖の名物ランチを満喫

参拝と梅めぐりを愉しんだ後は、待望のランチタイム!

…と、その前に、石山寺前にあるお土産ショップ「ほたるの里」さんで、気になる看板を発見。

石山寺新名物・揚げみたらし?!

こちらは頂かなければ…。

今回注文したのは、人気の黒蜜きな粉と、この時期限定フレーバーの梅の香。注文と同時にカラリと揚げたお団子に、自家製だれをたっぷりと絡めてもらいます。

お店の前の椅子に座り、さっそく実食。まずは、見るからにおいしそうな“黒蜜きな粉”から…。

きな粉の風味豊かなお団子は、外はサクサク、中はモチッとやわらかく、まさに新食感!油で揚げているためか、黒蜜が芯までしみわたり、噛むと濃厚な蜜がジュワッと、口いっぱいに広がります。

お団子ひと粒一粒が小ぶりで食べやすいので、あっという間に一本目をたいらげてしまいました…。

続いて、ほんのりピンクの色味がかわいい“梅の香”をいただきます。

先程の黒蜜きな粉とはうってかわって、こちらは後味さっぱり。細かく刻んだ紀州南高梅の実を加えた、特製の“梅だれ”があまずっぱくて絶品です!黒蜜きな粉と交互に頂くと、甘い・しょっぱいの連続技に、食べ進める手が止まりません…。

他にも、王道・醤油だれや甘党にはたまらない金時あんこなど、たくさんのフレーバーがあるので、参拝の際には食べ比べしてみてくださいね。

◆ほたるの里
住所:〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1丁目576-3

プチ腹ごしらえも済んだので、いよいよ本題のランチへ。

今回私が頂いたのは、石山寺から徒歩5分の場所にある「志じみ茶屋 湖舟」さん。

昔ながらの食事処を思わせる佇まいに、ほっと一息。木のぬくもりあふれる設えに、旅の疲れが癒されます。

こちらの名物は、湖魚やシジミなど、琵琶湖の豊かな恵みを使ったお料理。“母なる湖”琵琶湖は、波が穏やかで、エサとなる小エビや小さな淡水魚が多く生息するため、おいしい淡水魚の宝庫

中でも忘れてはならないのが…

うなぎです!

今回釜めしで頂いたのですが、ふたを開けた瞬間、香ばしい匂いがふんわり。つい先ほどお団子を頂いたはずなのに、確かに空腹がよみがえってきました。

しゃもじを入れるだけで簡単に切れる、このやわらかさ!

備長炭の炭火でじっくり焼いた後、ごはんと一緒に鉄釜で蒸し上げるため、しっとりやわらかな食感になるのだとか。釜でお米を炊いているため、こんがりおこげもお愉しみ。お米は上品な旨みをもつ近江米を使っており、地産地消にも力を入れています。

ジューシーなうなぎの脂と長年注ぎ足しされ旨みを増した自家製だれ、ふっくら炊き立てごはんが奏でるおいしさのハーモニーは、まさに贅沢の極み。

五臓六腑に染み渡るおいしさは、今でも思い出すだけで幸せな気持ちになります。

そして驚いたのが、釜めしについているお味噌汁。

こちらには琵琶湖で採れたセタシジミが入っているのですが、その粒の大きいこと!

身がぎゅっと締まり、旨みが濃厚。こんなに味わい深いシジミは、生まれて初めて食べました。

「志じみ茶屋 湖舟」さんは店内でもお食事ができる他、“うなぎおこわ”や“しじみおこわ”のテイクアウト販売もされています。

これからのお花見シーズンにぴったりのお店なので、石山寺にお越しの際には、お食事を愉しんでくださいね。

◆湖舟
住所:〒520-0861 滋賀県大津市石山寺3丁目2-37
電話番号:077-537-0127
営業時間:ランチ 11:00~15:00/ディナー 17:00~20:00
公式サイト:https://www.shijimimeshi-koshu.com/

 

GFC奥琵琶湖から石山寺で、絶景・絶品 梅見旅行

今回訪れた石山寺は、現在絶好の梅見シーズン!しだれ梅をはじめ、遅咲きの梅も開花を控えている他、早くも寒桜が咲き始めているので、これから訪れる方も十分に愉しめるかと思います。

また、石山寺周辺には、「ほたるの里」さん、「志じみ茶屋 湖舟」さんをはじめ、グルメスポットやお土産スポットが盛りだくさん。

GFC奥琵琶湖レイクシアにご宿泊の際は、ぜひ足を運んでみてください。

◆石山寺 梅つくし・桜まいり
住所:〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1丁目1-1
電話番号:077-537-0013
開園期間:2024年2月18日(日)~4月7日(日)
営業時間:8:00~16:00
公式サイト:https://www.ishiyamadera.or.jp/guide/event/umetsukushi

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