GFCマガジン

magazine

奥琵琶湖レイクシア周辺情報

【滋賀・近江八幡】レトロかわいい!ヴォーリズの名建築5選【おすすめスポット】

滋賀県近江八幡市を散策していると、素敵な建築物を目にする機会が多いのではないでしょうか。今回は日本に数々の名建築を残した建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの足跡をたどりながら、近江八幡市に訪れたら絶対に見てほしい建築作品をご紹介します。

 

ウィリアム・メレル・ヴォーリズとは?


引用:W.M.ヴォーリズライブラリ

文化人の宿として知られる「山の上ホテル」や大阪を代表する百貨店「大丸心斎橋店」、ヴォーリズ自身の結婚式も行われた「明治学院礼拝堂」など、国内外で1,600棟以上の建物を手掛け、建築業界に“アメリカンスタイル”という新様式を確立した名建築家です。


引用:W.M.ヴォーリズライブラリ

アメリカ合衆国カンザス州に生まれたヴォーリズは、若い頃から「建築家になりたい」という夢を抱き、日々勉学に励んでいました。しかしながら22歳の時、宣教師マリー・ジェラルディン・テイラーの講演会に参加し、アジアへのキリスト教伝道活動に従事することを決意。1905年、24歳の頃に英語教師として八幡町(現在の近江八幡市)に赴任しました。


引用:W.M.ヴォーリズライブラリ

仏教の信仰が厚い地元住民の反発にあい教職を失ったヴォーリズですが、八幡町に残り続け、「ヴォーリズ建築事務所」を開設。伝道活動の基盤を築くために始めた建築業でしたが、エレガントで使い手への配慮を感じるデザインは、瞬く間に評判を集めていきました。

その後、ヴォーリズの教え子である吉田悦蔵や村田幸一郎など、彼の理念に共感した多くの人々との協力もあり、伝道活動をはじめ、製薬や医療福祉、教育分野にも活動の幅を広げていきました。その貢献度の高さから、近江八幡第1号名誉市民にも選ばれています。

それでは、ここからは近江八幡市で観ることができるヴォーリズの名建築を5つご紹介します。

 

ヴォーリズ記念館(一柳記念館)


引用:近江八幡観光物産協会

1931年、ヴォーリズの妻・満喜子夫人が開設した「清友園幼稚園」の教員寄宿舎として建てられたこちらの建造物。のちに
ヴォーリズと満喜子夫人が暮らす住居となりました。赤い屋根瓦と白い煙突が印象深い洋館で、居間や応接室、和室を備えています。現在は記念資料館として公開されており、当時のインテリアをはじめ、ヴォーリズの愛読書や遺品、ピアノなどを観ることができます。

◆ヴォーリズ記念館(一柳記念館)
住所:〒523-0841 滋賀県近江八幡市慈恩寺町元11
参照サイト:http://vories.com/zaidan/kinenkan/

 

ハイド記念館


引用:滋賀・びわ湖観光情報

ヴォーリズ記念館(一柳記念館)と同じく、1931年に建設された「清友園幼稚園」の園舎。建物の名前は建設費を寄付したメンソレータム(メンターム)創始者のハイド夫妻にちなんでつけられました。木のぬくもりあふれる体育館兼講堂、低い位置に設けられた窓や手洗い場の鏡など、ヴォーリズの園児たちに対する思いやりの気持ちが随所に現れています。館内にはヴォーリズゆかりの品やパネルが展示されており、当時の生活を垣間見ることができます。

◆ハイド記念館
住所:〒523-0851 滋賀県近江八幡市市井町177
参照サイト:https://www.vories.ac.jp/EducationInstitution/a12/

 

旧八幡郵便局

1921年に建てられたヴォーリズ初期の代表作。1960年頃まで実際に郵便局として使われており、その役目を終えた後は民間の手に渡り、保存活動団体による修復作業が行われました。和洋折衷の寄棟屋根、アーチ状の玄関や窓、凹凸のある壁など、今までにない斬新なデザインは、時代を超えて人々の心を魅了しています。

◆旧八幡郵便局
住所:〒523-0862 滋賀県近江八幡市仲屋町中
参照サイト:https://www.facebook.com/hitotubunokai/

 

アンドリュース記念館


引用:滋賀・びわ湖観光情報

ヴォーリズの大学時代の親友であったハーバード・アンドリュースを記念し1907年に建てられた、日本初設計の建築物。現在の会館は当初あった場所から移築されていますが、書斎と暖炉のある“祈りの間”は、当時のままの状態で保存されています。現在はキリスト教の伝道や地域活動の支援施設として、ヴォーリズの創立精神を継承する活動の拠点となっています。

◆アンドリュース記念館
住所:〒523-0865 滋賀県近江八幡市為心町31
参照サイト:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/26966/

 

池田町洋風住宅街

ヴォーリズと共に働いた吉田悦蔵やヴォーリズに感銘を受け伝道活動に尽力したウォーターハウスなど、ヴォーリズゆかりの人々が暮らしたという洋風の住宅街。モデルハウスとしてヴォーリズが設計した最初期の建築物で、赤レンガの塀が目印です。アメリカの伝統的な建築様式であるコロニアル・スタイルが用いられており、ヴォーリズ建築の美しさを今に伝えています。現在内装は個人宅のため原則非公開となっていますが、ノスタルジックな街並みはどこを切り取っても絵になります。

◆池田町洋風住宅街
住所: 〒523-0877 滋賀県近江八幡市池田町5丁目2
参照サイト:https://ja.biwako-visitors.jp/spot/detail/145?active=enjoy

 

近江八幡へご旅行の際は、ぜひヴォーリズの名建築巡りへ

今回ご紹介した以外にも、近江八幡市ではヴォーリズが手掛けた建築物を随所で見ることができます。さらに、近江八幡観光物産協会では市内に現存するヴォーリズの建築物をまとめた観光マップが配られていたり、例年9~10月頃には非公開の建築物を特別公開するイベントを開催しています。ぜひこの機会に、GFC奥琵琶湖レイクシアを拠点に名建築を巡る大人旅を愉しんでみませんか?

◆(一社)近江八幡観光物産協会
参照サイト:https://www.omi8.com/

◆GFCの事を詳しく知りたい方のために、無料でカタログをお送りします。資料請求はこちらから⇒

GFCの詳細資料を一週間以内にお届けします。

資料請求・お問い合わせはこちら

このページをシェアする