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越前パラデシア周辺情報

【日本屈指の酒どころ】福井で人気の日本酒を楽しみつくそう

古くから米作りが盛んで豊かな水源に恵まれた福井県は、上質な日本酒の聖地として、愛酒家の方々に親しまれています。今回は福井各地にある人気の酒蔵を中心に、おいしい日本酒巡りの旅をご紹介します。

 

真名鶴酒造・大野市


北陸の小京都・越前大野で、宝暦年間より続く老舗酒造「真名鶴酒造」。機械に頼らず手造りにこだわり続け、“全製品醸造規格”を達成しています。“神が酒造りのために創られた地”ともいわれる大野市は名水百選に選ばれるほど、日本酒造りに欠かせない、おいしい“水”の宝庫。「真名鶴酒造」でも、蔵の仕込み水につかっています。

九頭竜川の上流に位置し、1,000m級の山々に囲まれたこの蔵は、積雪が多く、地下にしみ込んだ雪解け水や雨が、良質な湧き水になるのだとか。また、酒造好適米“五百万石”の特産地であること、雪深く厳寒な土地であることが、おいしい日本酒造りを後押ししています。

“ベストワンよりオンリーワン”をコンセプトに造られる日本酒は、どれもオリジナリティーあふれるものばかり。伝統的な手法を守りつつ新しい味わいの酒造りに挑戦し続けています。

〈人気銘柄〉
〇大吟醸 ルイ
「日本酒が苦手な方にも飲んでほしい」という思いから開発された一本。リンゴのようなフルーティーな香りと上品な甘みが魅力で、素材の風味を生かした淡白な味わいの料理と好相性です。

〇山廃仕込純米酒
廃坑となった鉱山の地下坑道内を利用し、時間をかけて発酵させたこちらのお酒。冷やすと繊細でキレのある味わいに、熱燗にするとコクのあるおいしさに、温度変化による味の変化を楽しめます。

◆真名鶴酒造
住所:〒912-0083 福井県大野市明倫町11-3
電話番号:0779-66-2909
営業時間:8:00~19:00
WEB:http://www.manaturu.com/

 

一本義久保酒造・勝山市

かつて多くの酒造が存在していた福井県勝山市。この地で現在唯一残る酒蔵が、明治35年創業の「一本義久保商店」です。

やわらかな口当たりが特徴の超軟水を日本酒造りに生かしたり、独自の酒米を開発したりと、次々に新たな試みに挑戦し、昭和初期から福井県が誇るトップブランドとして名を馳せています。

中でも20年の研究の末に生まれた希少酒米“越の雫”を使った日本酒は潤うようなみずみずしい口中感を醸し出し、越前ガニや塩ウニなど、“塩味”を堪能する越前の食文化にふさわしいと、高い評価を受けています。

〈人気銘柄〉
〇一本義
勝山藩代々の醸造銘柄の名を受け継いだ、蔵を代表する一本。みずみずしい口当たりと「一本義」ならではのキレが印象的な味わいで、“キレ味の良さ”を酒造りの身上とする「一本義久保商店」の真髄をご堪能いただけます。

〇伝心
「酒造りは米作りから、米作りは土壌作りから」を合言葉に、地元の契約栽培農家と共に造り上げた、シリーズ物の日本酒。“五百万石”・“山田錦”・“越の雫”という3種類の酒米から、多彩な味わいを生み出しています。

◆一本義久保商店
住所:〒911-0801 福井県勝山市沢町1丁目3-1
電話番号:0779-87-2500
WEB:https://www.ippongi.co.jp/

 

安本酒造・福井市


1853年創業。すぐ近くに一乗滝があり、戦国時代に栄華を築いた朝倉景公のお膝元に位置する、こちらの蔵元。

地下200mから汲み上げた白山水脈の伏流水を仕込み水とし、ひとつひとつ酒袋にもろみを入れて搾る“袋しぼり”という昔ながらの手法を大切に、自慢の一本を醸し続けています。

蔵のこだわりは、“地元の素材を使うこと”。福井県産の酒造好適米のみで造り上げる日本酒は、蔵のコンセプトである“透明感のある日本酒”を体現しています。

〈人気銘柄〉
〇白岳仙
透明感あふれる旨みとのど越し、シャープな酸味で、地酒ファンから“銘酒”として高く支持されている“白岳仙”。おいしさの秘密は、やや硬水の仕込み水の特徴を活かした醸造にあるのだとか。地元・越前の料理とのマリアージュを楽しめるよう計算された、珠玉の味わいです。

◆安本酒造
住所:〒910-2167 福井県福井市安原町7-4
電話番号:0776-41-0011
営業時間:9:00~17:00

 

黒龍酒造・永平寺町


全国に先駆け、大吟醸酒の商品化に成功した、1804年創業の蔵元「黒龍酒造」少量で高品質な酒造りにこだわりを持ち、商品開発や新たな市場の開拓も積極的におこなっています。

仕込み水に使用するのは九頭竜川の伏流水。霊峰白山山系の雪解け水が自然に濾過され生まれたこの水は、軽くしなやかな口当たりで、「黒龍酒造」が目指す吟醸酒にぴったり。

また、米にこだわる全国の蔵元とともに「フロンティア東条21」というグループを結成し、酒造好適米・山田錦の生産地として特A地区に指定される兵庫県東条地区の素晴らしさを、日本酒造りを通して全国に伝えています。

〈人気銘柄〉
〇黒龍・吟のとびら
フルーティーな香りとライトな味わいでとても飲みやすく、斬新なデザインボトルはお土産にぴったり。「清酒が苦手な方や日本酒を知らない方にも気軽に吟醸酒の世界の扉を開いてほしい」という、蔵元の切なる願いが込められた一本です。

◆黒龍酒造
住所:〒910-1133 福井県吉田郡永平寺町松岡春日1丁目38
WEB:http://www.kokuryu.co.jp/

 

久保田酒造・坂井市


「室町時代に失われた伝説の酒・越前豊原の酒を復活せよ」。宝暦3年、当時の越前丸岡藩主・有馬孝純から命を下され酒造を始めてから、実に約260年。

酒蔵のある場所は坂井市の北東を流れる竹田川の近く、“王家の谷”と呼ばれる名水の地として、きれいな水に恵まれています。酒蔵近くの水田で自社栽培した酒米・山田錦と、地下200mから汲み上げた名水をもとに、数々の銘酒を造り出しています。

〈人気銘柄〉
〇一筆啓上
徳川家康の家臣・本田重次が長篠の戦の際、陣中より妻に送った手紙から命名。低温でゆっくり発酵させることで、香り高く上品な一杯へと仕上がります。

◆久保田酒造
住所:〒910-0207 福井県坂井市丸岡町山久保27−45
電話番号:0776-66-0123
営業時間:8:00~17:00
WEB:https://www.fukukoma.co.jp/

 

あわら温泉女将の会


引用:福井県公式観光サイト ふくいドットコム
北陸屈指の名湯の町として知られる“あわら”。豊富な湯量が自慢のこちらの温泉では、地元で働く旅館の女将13名が「何か地域活性化のためにできることがあれば」と、利き酒師の資格取得にチャレンジ。見事全員が合格するという偉業を成し遂げました。

2014年からは酒米の田植えから稲刈り、仕込みまで女将自身が手掛ける純米吟醸酒“女将”の醸造・販売をスタート。現在では心身の健康促進を目的とする旅行スタイル“ウェルネスツーリズム”を推進し、酒粕を使った福井名物“へしこ”の開発や旅館でのヨガ体験など、様々な試みをおこなっています。


引用:福井県公式観光サイト ふくいドットコム

〈人気銘柄〉
〇女将
福井県産山田錦100%使用・精米歩合55%の純米吟醸酒。熟したリンゴのような甘酸っぱい香りと優しい甘みが魅力の“甘口”、爽やかな香りと清涼感が食中酒にぴったりの“辛口”があります。米作りから製麹、上槽まで、あわら温泉女将の会メンバーが酒蔵に足繁く通い、手間暇かけて造り上げた貴重な味わいです。

 

『ふくい酒蔵ある記』で、日本酒巡りをもっと楽しく


引用:ふくい酒蔵ある記 特設サイト
「福井各地の酒蔵を巡ってみたい!」という方におすすめのイベントが、『ふくい酒蔵ある記』。今回ご紹介させていただいた酒蔵+あわら温泉女将の会を含む、福井県内22の酒蔵が参加しています。専用の冊子には酒蔵の魅力を深く知ることができる情報が盛りだくさん。さらに、1,000円以上のお買物をすれば、地酒ラベルやスタンプがもらえ、プレゼントにも応募できます。ぜひ、この機会にご参加ください。

◆ふくい酒蔵ある記
プレゼント応募期間:2022年4月1日(金)~2024年2月29日(木)
お問合せ:福井・永平寺周遊滞在型観光推進委員会事務局(福井市おもてなし観光推進室内)
電話番号:0776-20-5346
WEB:https://fukui-sakaguraaruki.com/

福井の雪景色を肴に熱燗を愉しむもよし、温泉上がりに冷やでのどを潤すも良し。GFC越前パラデシアにお越しの際には、酒蔵を巡って、お気に入りの一本を見つけてください。

※お酒は20歳になってから
※飲酒運転は法律で禁止されています
※妊娠中や授乳時の飲酒は、胎児・乳幼児の発育に悪影響を与える恐れがあります

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