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歴史ある神社でヌン活!三重県桑名市「the KASUGA」で優雅にアフタヌーンティー

近年、ネットやSNSで話題になっている“ヌン活”。ホテルのラウンジやカフェでアフタヌーンティーを愉しむことを指し、「気軽に非日常感を味わえる」と、大人の女性たちを中心に人気を集めています。

今回は、なんと神社の中に店舗を構える三重県桑名市のレストラン&カフェ「the KASUGA」のアフタヌーンティーをご紹介。宝刀・村正の奉納や“日本一やかましい祭り”の開催地としても有名な桑名宗社と共にご案内します。

※4月27日(木)取材時点の情報です。メニュー内容は一部異なる場合がございます。

 

人生の節目を彩る桑名のレストラン&カフェ「the KASUGA」

近鉄名古屋駅から揖斐川(いびがわ)方面に歩くこと約15分。立派な楼門が出迎えてくれる「桑名宗社」の一角に、レストラン&カフェ「the KASUGA」があります。

もともとは境内に併設されていた会館をリノベーション。2022年11月、装いも新たにクラシックなレストラン&カフェへと生まれ変わりました。

入口に足を踏み入れると、格式高い紋付き袴と色打掛がお出迎え。実は「the KASUGA」のある桑名宗社は桑名神社中臣神社ふたつの神社を合わせた宗社であり、約700年もの間、それぞれの神様が仲睦まじく鎮座する全国でも稀な神社ということから、結婚式が盛んにおこなわれています。

そのため「the KASUGA」でもご両親の顔合わせや結婚披露宴のプランが設けられるなど、お祝いの席にぴったりの空間となっています。さらにお食い初めや七五三、謝恩会など、大切な方との記念日を過ごす思い出の場所として、多くの方に選ばれています。

スタッフの方に案内され、お店の中へ。木を基調とするシックなインテリアで統一された店内は、なんとも落ち着いた雰囲気。神社に参拝に訪れた時さながらの、心地よい空気に包まれていました。

今回アフタヌーンティーをいただいたお席は、4人掛けのテーブル席。他にも大人数のパーティーを愉しめる個室もあります。貸し切りの予約が入っている日もあるので、気になる方は事前に確認をしておきましょう。

 

3種の紅茶と共に愉しむ、珠玉のアフタヌーンティー


引用:the KASUGA 公式Instagram

それでは、さっそく今回の目玉であるアフタヌーンティーをいただきましょう。「the KASUGA」では通常のドリンクセットに加え、+800円でアフタヌーンティーにぴったりの3種の紅茶をサーブしてもらえる紅茶コースがあります。今回はお店おすすめの紅茶コースをセレクト。気になる内容をご紹介します。

・スノージャスミン

標高1,000mを超える高原で作られた緑茶をベースに、華やかなジャスミンの花で香りづけ。淡い翡翠色の水色が春らしく、軽やかな口当たりは、まるで食前酒のよう。優雅なひとときを予感させる、アフタヌーンティーの序章にふさわしい一杯です。

・ダージリン(キャッスルトン茶園 夏摘み)

オークションで何度も最高値を記録、“ダージリンの最高峰”ともいわれる茶園から。5月下旬に収穫が始まるセカンドフラッシュの茶葉は、マステカル(マスカットワイン)フレーバーが魅力。フルーティーな香りとすっきりとした後味は、食事にもスイーツにも好相性です。

・アッサム[有機栽培原料100%][有機JAS認証]

収穫量全体のわずか10%、高品質な葉ができた時のみ愉しめる、リーフタイプの茶葉を贅沢に使用。渋みが少なく、ふくよかな甘みはミルクティーでいただくのがおすすめ。食後の余韻に浸る時間をより一層深めてくれる、豊かな味わいです。

続いて、アフタヌーンティーの詳細に入りましょう。「the KASUGA」のアフタヌーンティーセットは、オーソドックスな三段タイプ。上二段はプチガトー(スイーツ)、下一段はセイボリー(お料理)で構成されています。

それでは、一段目のセイボリー(お料理)からご紹介します。

※手前右側から時計回りに

・サンドイッチ(生ハム、スモークサーモン)
・鴨のパストラミ
・自家製ピクルス
・フライドポテト

ロール型で食べやすいサンドイッチが非常に美味。マスタードをきかせた生ハムサンドとディルの風味豊かなサーモン&クリームチーズサンドがあり、英国のピクニック気分を愉しめます。

続いて、二段目のラインアップはこちら。

※手前右側から時計回りに

・デコポンのゼリー アーモンドのブラマンジェソース
・ウィークエンド シトロン
・フィナンシェ(かぶせ茶・ショコラ)
・クレームショコラ レ

クレームショコラ レは、世界各地に契約農園を持つフランス屈指の製菓用チョコレートメーカー「ヴァローナ」のミルクチョコを使用。オーブンの取り合いになる厨房を見て、「加熱しなくてもできるスイーツを作りたい」というシェフの思いから生まれた一品です。なめらかな食感の後に残るのは、リッチなチョコの甘みとトッピングされた河内晩柑のほろ苦い酸味。すべての味わいが調和した、まさに大人のスイーツです。

爽やかな香りが口いっぱいに広がるウィークエンド シトロンは、フランス生まれの伝統菓子。パティシエが週末故郷へ戻る手土産として焼いた等、キュートなネーミングに様々な説があるそうです。料理やスイーツに関する小話をシェフに教えていただくのも、アフタヌーンティーの醍醐味。気になる方はぜひ、機会を見てお話を伺ってくださいね。

最後にご紹介するのは、アフタヌーンティーの花形ともいうべき三段目。

※手前右側から時計回りに

・いちごのミルフィーユ
・ガトーショコラ
・ナッツとカカオニブのチュイール
・紅はるかのタルト
・レアチーズケーキ

フランボワーズソースで甘酸っぱいアクセントを加えたレアチーズケーキ、ほっこり優しい甘さの紅はるかのタルトなど、プチケーキがずらりと並んだ三段目。

中でもおすすめは、三重県が開発したブランドいちご“かおりの”を使ったミルフィーユ。香り高く甘みが強い“かおりの”とバターの風味豊かなパイ生地が相性抜群です。

どのプレートも、シェフの実力がいかんなく発揮された素晴らしいクオリティ。最後の一口まで幸福感に満たされるので、この機会にぜひご賞味くださいませ。

◆the KASUGA
住所:〒511-0023 三重県桑名市本町46番地 桑名宗社(春日神社) 内
電話番号:0594-21-0088
営業時間:11:00~19:00
公式サイト:https://thekasuga.com/

 

奇祭と名刀奉納でその名を馳せる「桑名宗社」

今回アフタヌーンティーをいただいた「the KASUGA」が店舗を構えるのは、子孫繁栄や厄除け開運にご利益があるとされる桑名宗社。平安時代、日本全国の神社をまとめた『延喜式神名帳』にも名を連ねる桑名神社と中臣神社が併合し、“桑名宗社”と呼ばれるようになりました。

永仁4年(1296年)には奈良の春日大社から春日四柱神を勧請合祀(2柱以上の神をひとつの神社にまとめること。また、ある神社に祀ってあった神を他の神社に移して一緒に祀ること)し、地元の人々からは“春日さん”という呼び名で親しまれ、「the KASUGA」の店名の由来にもなっています。

織田信長や徳川家康など名立たる武将たちから神領の寄進を得たり、本田忠勝や松平定綱といった歴代の桑名城主から崇敬されたりと、偉人たちからも愛されてきた桑名宗社。昭和20年(1945年)の戦災で一度すべてを焼失しますが、氏子崇敬者の深い理解により、再興を果たしました。

そんな桑名宗社の名物といえば、“石取祭”。毎年8月の第一日曜日を本楽、前日を試楽として行うお祭りで、深夜から夕刻にかけて祭車を引きながら鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らします。このお祭りは“日本一やかましい祭り”とも呼ばれ、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。


引用:桑名宗社 公式サイト

また、桑名宗社は刀剣好きの方にもたまらない場所。室町・戦国時代に活躍した刀匠・村正と正重の刀が奉納されている神社としても知られています。特に文献資料が乏しい村正の年紀作は必見。2022年には桑名宗社境内に村正の写しや桑名宗社が所蔵する複数の“村正”を常設展示するミュージアム「眺憩楼~Muramasa Museum~」もオープンしたので、ご興味のある方はぜひお立ち寄りください。

さらに、桑名宗社ではお守りやおみくじの種類も豊富。特に御朱印はイベントや季節に合わせて何種類も用意されています。今回私が手に入れたのは、徳川家康の生涯にスポットを当てた大河ドラマとのコラボレートバージョン。桑名の街にゆかりのある“千姫”のイラストが描かれており、非常に貴重な一枚です。お参りの際には忘れずにチェックしてみてくださいね。

◆桑名宗社
住所:〒511-0023 三重県桑名市本町46
電話番号:0594-22-1913
営業時間:9:00~17:00
公式サイト:http://www.kuwanasousha.org/

 

桑名への観光には、お参りとヌン活を満喫できる「桑名宗社」へ

今回は三重県の観光にぴったりの神社“桑名宗社”と、神聖な場所でいただく「the KASUGA」のアフタヌーンティーをご紹介しました。GFC湯の山スパシアからは車で約25分、電車でのアクセスも便利な場所にございます。ぜひ、桑名観光の参考にしてくださいね。

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